歯をよみがえらせるインプラント治療
失われた歯の場所に、歯根の代わりになる人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法を「インプラント治療」といいます。
インプラントは「第二の永久歯」といわれるほど、機能的にも見た目的にも天然の歯にもっとも近く、最近ではインプラント治療を受ける方が増えています。インプラント治療は、一本の歯を失った場合でも、全部の歯を失った場合にも可能です。
抜けた所へインプラントを埋め込み、人工の歯を取り付けます。見た目にも自然です。従来の治療では、両側の健康な歯を削ってブリッジを取り付けていました。
入れ歯と違って金具が見えず、天然の歯のように噛むことができます。残った歯にも負担をかけません。入れ歯は、慣れるのに時間がかかり、支えている健康な歯と歯ぐきにも負担が大きいというデメリットがありました。
総入れ歯では、部分入れ歯以上に不安定で噛むのに苦労し、発音もしにくくなっていましたが、そんな方には、インプラントを数本埋め込み、入れ歯を固定できます。それにより天然の歯のように食事が楽しめます。
機器紹介
インプラント治療のステップ
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1.診査診断と治療計画
模型やレントゲン、CTなどによる充分な診査診断を行い、治療計画について説明を受けます。
治療後のメンテナンス
インプラント治療が終わっても、それで安心することはできません。人工歯は、天然歯のような防御機能がありませんから、毎日の家庭でのケアと定期的な検診を欠かさず、きちんとメンテナンスをするようにします。
ブラッシングを徹底的に行います。インプラントは天然歯に比べ、構造的に人工歯の根元が細くなっているので隙間ができます。普通のブラッシングに加えて、歯間ブラシや抗菌剤入りのリンスなどを使って徹底的に口腔内を清潔に保つようにします。
定期的な検診は、最初は月に1回、状態が落ち着いてきたら2、3ヶ月に一回が目安になります。インプラントの状態や噛み合わせに不都合がないかを調べます。また、歯科衛生士に、口腔内の衛生状態などをチェックしてもらい、専門的な清掃を受けます。